西彼杵半島
リラックスできる美味しいお酢
創業は明治33年。以来122年、誠実に酢をつくり続けてきたのが「川添酢造」です。21世紀に入って登場した「飲む玄米酢」シリーズは、お酢ブームも相まって、現在も売れ続ける人気商品。そのなかから生まれた「83Surari ゆずジンジャー」は手づくりにこだわり、全国から注文が絶えない美味しい“フレーバーお酢”なのです。
丁寧につくられる「83Surari」シリーズの魅力
すでに展開済みだった商品「飲む玄米酢“酢らり”」に「ゆずとしょうがを合わせると美味しい!」ということはわかっていたので、シリーズ化第一弾として選んだフレーバーが「ゆずジンジャーシロップ」でした。よりスパイシーで、より体によく、大人向けの商品を目指したそう。
「83Surari ゆずジンジャー クロモジ玄米酢入り」は3タイプのパッケージをご用意。甘めの味付けで、わずかに唐辛子を感じる程度なので飲みやすい。<左から>300㎖スパウトパック¥1,380、200㎖ボトル¥1,000、500㎖ボトル¥2,000
川添酢造の近くを流れるのが雪浦川(ゆきのうらがわ)。初代のころは「宮水」と呼んでいた山の湧き水を使って酢を製造、当時は水の勢いも強かったそうですが、今は穏やかな流れに。良質な水、原料、環境(炭)にこだわって、お酢、麹などを手づくり。原料はなるべく地元で揃え、無駄な添加物は入れず、自然な方法での製品づくりを心がけています。
柚子は川添酢造が手を入れている西海市内の農園で栽培されたものを使用。手絞りで果汁と香りの高い果皮オイルを採取します。和ハーブとも呼ばれ、のどあめやつまようじなどで知られるクロモジは、酢に漬け込むと爽やかな柑橘系の香りが広がります。抗菌・消炎などの作用あり。
酢、味噌、甘酒は、麹づくりから始まります。蒸し米に麹菌をまぶし、麹菌を増やすために「室」と呼ばれる部屋で「切り返し」という混ぜる作業を二度行い、室蓋に分けて休ませます。写真のように麹菌がしっかり伸びたら裏返しても落ちません。 「盛り込み」作業。蒸し米を室蓋(もろぶた)という木箱に入れていきます。麹づくりの工程も機械化が増えてきましたが、昔ながらの手づくりにこだわり、麹本来の力を使って、手間隙をかけています。しっかりとした麹ができあがるまでに6日間程度。 玄米麹と水を混ぜ酒母を加え、別で蒸した玄米とまとめて甕に入れ、アルコール発酵させてもろみ酒ができます。それに生のお酢を入れ2カ月ほど発酵させたものを布袋に入れ、木材の重しを使って絞っていくと、お酢の原液が完成。 熟成させるための「お酢部屋」。備長炭を地下に埋め込み、壁にも塗り込んであります。おいしくなるように手づくりアンプでモーツァルトやバッハを聞かせています。ときどき混ぜ込む作業が必要ですが、実は、この甕は埋め込まれているので底が深く、かなりの力作業です。
川添酢造は、4代目の社長であるお父様のもとで、きょうだい3人がそれぞれの得意分野を生かして、お酢、味噌、甘酒づくりを行っています。真ん中の久保桂奈さんは、幼い頃から酢屋で働く祖父母や両親を見て育ち、自然とお酢の世界に。メディア発信、お酢料理レシピ開発やお味噌作り教室を通して、食の大切さを伝えています。
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久保さんの祖父にあたる3代目、川添正助さん。「水がよければ必ずいい品ができる」という教えを引き継ぎ、雪浦川のもとで昔ながらの麹づくり、酢づくりを続けています。また、滋賀県産無農薬玄米(お酢)、九州産五分搗き米(お酢、味噌)九州産うるち米(甘酒)、佐賀唐津産塩(味噌)など、原料についても安心のこだわりです。
川添酢造にはほかにも人気商品があります。ここ10年売れている「いちご酢」は子どもでも飲みやすいのが特徴。数年前にテレビ番組でいちご酢が体にいいという紹介をされ、全国から注文が来るようになりました。また、昨今のブームが後押しになって、20年以上定番の「甘酒」や、2019年からネット販売を始めた「玄米麹(長崎産)」「乾燥麦麹」は自家製甘酒や自家製味噌が美味しく作れると評判を呼び、リピーターが多い商品となりました。
最近は、料理でお酢を使う量が減っているため、「飲むお酢」を出してシェアを拡大してきましたが、今後は、料理酢のジャンルも盛り返したいと考えているそう。
久保さんが手づくりする「酢屋新聞」は刊行15年目。全国発送を始めたころに、発送先のお客様に「こんな人が作ってますよ」ということを知ってもらいたくて2009年7月にスタート。2022年2月現在117号(月一回発行予定)。
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「83Surari ゆずジンジャー」を使った簡単レシピ
長崎産の柚子と相性がいいという生姜は一部が長崎産ですが、生産が追いつかないため九州産でまかなっているそうです。お酢生活研究家・久保さんによれば、「まずはSurariのおすすめの使い方をいくつかご紹介します! 苦手な方でもチャレンジしやすいアレンジですので、ぜひ試してみてください。『ゆずジンジャー』フレーバーの次は、別のハーブ素材でさらに広げていきたいです」とのこと。ここで紹介したメニューのほかにも、リンゴやいちじくのコンポートを煮込むときの甘味付け、さらにアイスクリーム乗せると立派なデザートのできあがりです。
紅茶1杯に大さじ1杯くらいの「83Surari ゆずジンジャー」を加えて、紅茶割りに。久保さんによれば「シナモンと唐辛子の効果もあってか、夜飲むと、手足が温まり寝つきがよくなります」とのこと。
ホットワイン割りにする場合は、温めた赤ワインに大さじ1~2杯の「83Surari ゆずジンジャー」を。ほんのりとした酸味がワインとなじみます。また、マドラー代わりにシナモンスティックを使って、くるくる混ぜたりしても効果的です。
ヨーグルトにグラノーラを混ぜて、さらに「83Surari ゆずジンジャー」をかけると、ほどよく酸味がかけ合わさってすっきりした味わいになり女性好みです。ただフルーツにかけるだけでも、リッチなメニューになりますよ。
- 商品を購入される際はこちら
- 83Surari ゆずジンジャー 500ml クロモジ玄米酢入り
- 83Surari ゆずジンジャー 200ml クロモジ玄米酢入り
- 83Surari ゆずジンジャー 300ml クロモジ玄米酢入り
長崎県西海市の特産品「83Surari ゆずジンジャー(500㎖)」を3名様にプレゼントいたします
厳選された素材で手づくりされた酢に、長崎県西海市の柚子とショウガで風味をつけた特産品「83Surari ゆずジンジャー」500mlボトルを特別に3名様にプレゼントいたします。
- 応募詳細はこちら ※現在プレゼントキャンペーンは終了
※価格などの情報は取材時のものです。